指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

MOTHER3。ほんとに発売されるまで泣くんじゃない。

糸井重里さんの傑作RPG「MOTHER」シリーズ最新作「MOTHER3」が任天堂により公式に発表された。2006年春発売予定、ゲームボーイアドバンス版で価格は4,800円ということだ。
もう今更僕なんかが書くまでもないんだけどあまりうれしかったので触れないわけに行かない。前作「MOTHER2」っていったい何年前に出たんだ?去年だったか移植版が出たけどオリジナルはスーパーファミコン版だった。軽く10年は経つ。おまけに数年前糸井重里さんは一度「ほぼ日」で制作断念を表明している。あれを受け止めるのは本当にきつかったなあ。その後前述の移植版の発売が決まるのと同時期に「3」の制作再開も報じられた。信じられなかった。つか真に受ける気になれなかった。正式発表を知った今でもちょっと信じてない。ほんとに発売されるまでは泣かない。
大体制作再開からも随分時が経つ。「ファミ通」の「期待のソフト」のコーナーでは常に9位から11位くらいの間をうろうろしていた。メジャータイトルの発売が発表になるとそれが上に来るので順位が少し下がる。やがてそのタイトルが発売されると上が抜けて順位が上がる。その繰り返しで他のどのソフトもランクインしてはきちんと発売されてランクから姿を消すのに、いつまで経っても発売されない「MOTHER3」だけが「期待のソフト」の常連であり続けた。よく知らないけど「期待のソフト」にランクインしていた期間が史上最長なのが「MOTHER3」なのではないだろうか。
それにしても「エンディングまで泣くんじゃない。」という一作目のコピーは奥が深かったなあ。それまでにどうしても泣かずにいられないシーンがあってさんざん泣いたのに、エンディングで結局また泣いたんだっけ。いかん、読み返しただけでぐっと来た。