指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

熱がぶり返す。

今朝はここ何日かで風邪の具合がもっともよく、このまま治ってしまいそうに思われていた。ところが午前中の会議が二時間も続き途中から軽い悪寒がするようになった。おまけに雷雨のせいで気温が下がった。昼食は何とかとることができたが午後はずっと悪寒が続き、午後四時頃本当に珍しいことなのだけど早退することにした。
熱を測ると37度1分で、なんだ大したことないじゃんと思ったが毛布と布団にくるまっても悪寒が止まらずおまけに全身のあちこちが凝り固まったように痛む。眠ろうとしても眠れずただ目をつぶって横になっていた。二時間ほどすると熱が上がり切ったのか悪寒はやわらぎ測ると38度7分あった。それが今日の最高だった。熱が上がり切ってしまえばこっちのもの(死語)なので調子に乗って布団も毛布もけっ飛ばして目の奥の痛みに耐えながら「『坊っちゃん』の時代」の第四部を読んだ。熱のあるときに読むのにあまりうってつけの作品とも思われなかったが面白かった。
夕食のとき子供があまり心配そうにしているのでこの前買ったふたつのガンプラのうちまだ組み立てていなかったアッグをつくってやった。箱の中からアッグが出て来たときには結構がっかりしたができあがってみるとこれはこれでなかなか立派だ。前回のグフより子供は気に入ったみたいだ。
家人が持っていた抗生剤を飲んだおかげか、風呂に入って出て来てみると熱は37度1分、帰宅したときのレベルに戻っていた。でもまあこれでは済まないだろう。今測ったら37度5分まで上がっている。でも悪寒はしないし、何とか眠れそうに思われる。