指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ひとりの日々。

妻子が帰省してまだしばらく帰らないのでひとりで暮らす日々が続いている。夏バテはすでに七月中に済ませてしまい今は体の調子が悪くないため、ひとりでは何も食べる気がしないといったいつもの事態はまぬがれている。でも相変わらずラーメン度が高い。日に一食は必ず食べている。
朝起きる。家人にメールする。返事が来るか電話がかかって来る。時には何度かメールのやりとりをする。洗濯をする。干す。朝の内にブログを書く。ゴミの日はゴミをまとめて袋を携え家を出る。ゴミを出す。コンビニで朝食を買って出勤する。朝食をとる。仕事をする。昼は近くで済ませるかコンビニで何か買う。また仕事をする。早く帰る意味がないので比較的遅くまで会社にいる。会社を出る。瓶ビール一本か生ビール一杯の後夕食をとる。帰宅する。エアコンをつけ洗濯物を取り込み、風呂のスイッチを入れる。洗濯物をたたみ風呂に入る。家人にメールか電話をする。電話の時は子供とも話す。一杯やりながら本を読むかドラクエソードをやる。「囚人のジレンマ」はなかなか手強いが、ゆっくり読み進める時間がある。戸締まりの確認をする。居間の明かりを消す。ベッドに入り、「『坊っちゃん』の時代」を読み返しながら、眠くなったら寝てしまう。
シンプルでおだやかな日々だ。これをできるだけ堅持して行くより他に心がけていることは何もない。これが堅持できなくなったら、そこには何か恐いものが待っているような気がするが、そんな気がするだけかも知れない。もともとひどく恐がりなのだ。