あなたが疲れているから午前中は自分がどこかに子供を連れ出しに行くという家人の申し出を断って、東京ドームシティーを目指して子供と歩き始めた。道中子供は彼が独自に考え出した架空の鉄道オオヤマ線の、今では相当ふくらんだディテイルをずっと話し続けた。こちらは聞いているようないないような相づちを打ちながら、途中から始まった「鉄道オオヤマ線クイズ」に答えた。正答率は三割くらい?「オオヤマ線」の他に「地下鉄オオヤマ線」がいつの間にか敷設されていた。それについてこれまで聞き流していたことが減点の大きな要因だった。
東京ドームシティーではいつものラーメンを食べ、お決まりのヴィレヴァンとか駄菓子屋とかをめぐり、それでも時間が余ったので帰りも歩くことにした。子供を児童館に預けて帰るともう結構な時間だ。ついに「死霊」のページを繰り始めたけど大して読まないうちに睡魔。すいません。家人の焼いたシフォンケーキをコーヒーと一緒に楽しむ時間もあらばこそ、子供を迎えに行きそのまま夕方の散歩。帰って来て夕食。とにかく一日よく歩いたよ。