指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

6月に読んだ本。

ポケモンのことは書かないと前に書いたけどそれから書かないと始まらないので書く。昨年の9月12日に発売されたハートゴールドを始めて以来、結局前の前のバージョンのパールを四十時間かけてやり、終わってからソフトを初期化して四十時間かけてもう一回やった。ハートゴールドをもう一本買ってそれも同じくらいの時間をかけてやり、最後にひとつ前のバージョンのプラチナもやった。プラチナでレアなポケモンを集め切ってしまうと、つきものが落ちたようにゲーム機を手にしなくなった。ちなみに始めに買ったハートゴールドはプレイ時間がもう少しで四百時間になる。
途中まではゲーム内のポケモン図鑑を完成させることが目的だったが、途中から夏休みに子供が家人の実家に帰省した際、甥っ子たちにレアなポケモンをプレゼントすることに目的が変わった。それはいいんだけど一時期は外回りの移動時間もゲームに使う有り様で、とにかく本を読まなかった。6月に読んだのは「冒険手帳」を除くと以下の二冊だけ。
「悪」と戦う
童話とかヤングアダルト小説に近い文体で書かれているけどテーマは重い。と言うと舞城王太郎さんを思い出すけど、個人的には実際に何度も舞城さんの作品に似ているなと思いながら読んだ。また最後の「悪」の位置づけは、吉本隆明さんの親鸞論を思わせる。カラ兄やキャッチャーのことも頭に浮かぶ。うーん、これじゃあ何も言ったことにならないな。
MUSIC
結末の一文ですべての謎が解けたような気がした。でもそれも安易な読み方のような気がする。古川さんの作品にはよく少年や少女が登場するけど、文体に気を取られているとその意味がうまくつかめないかも知れない。そこに描かれているのはもっとずっとナイーブな世界なのかも知れない。

「メイスン&ディクスン」買ったけど、高っ!上下で7,560円て。でもそれに取りかかる前に弱った体力を取り戻すために、助走の何冊かを読もうと思っている。今日は村上春樹さんのロングインタビューを読み始めた。
考える人 2010年 08月号 [雑誌]
今日は自転車で二十分ほどの量販店で子供のためのバットと、自分のためのグローブを買って来た。子供のグローブはすでに家人の父親からふたつプレゼントされている。前に買ったやつはもう小さいだろうとふたつめを買ってもらったらしいけど、前のやつでもまだ充分みたいだ。バットはまだちょっと危ないのでキャッチボールをした。グローブの使い方はよくわかってないみたいだけど、投げるボールには力がこもっているしコントロールも悪くない。で気づいたんだけど、初めてのキャッチボールだったかも知れない。ゴムボールで遊んだことはあったけど。
体調がまだ本調子ではなくてくたくたになった。