指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ヒュパティアがいる。

11日、12日はイベントのお手伝いで会場がある百貨店まで朝と夕方の二回ずつ行く。13日はできるだけ外回りで東京と渋谷、14日から出張で名古屋、広島、岡山。岡山では得意先の女性ふたりと夕食。15日は朝早く岡山を出て新大阪から梅田、それから新大阪に戻って夕方にまた名古屋で東京に帰って来たのが午後7時過ぎ。今日は吉祥寺に行って帰社した後またイベント会場に赴き、その後得意先に招かれた忘年会。その間、気がつくとヒュパティアのイメージを呼び出している。小説の女性の登場人物でこれまでいちばん惹かれたのはソフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードヴァで、フルネームを憶えているほどなんだけど、ヒュパティアはそれを上回った。およそ二十五年ぶりの快挙だ。あ、でも小林緑もいたな。でもヒュパティアの方が現時点では上だ。気がつくと、ヒュパティアがいる。ああ、飲み過ぎた。