指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ガンプラ。

子供がもらったお年玉で何か買おうかということになったが、最近とても熱心に集めて遊んでいる遊戯王のカードは、クリスマスに伯母からも親からもかなりの枚数を買ってもらったので今回は駄目ということにした。1月2日にラゾーナ川崎に出かけ子供服を少し買った後、ショップのバーゲンを見て回る家人を残してビックカメラに行った。するとガンプラが欲しいと言う。何年か前のガンダムダブルオーをなんとなく見ていた他、最初のガンダムは劇場版をDVDで見せたことがあるのでまるで知らないという訳でもないが、子供がガンプラを欲しがるというのはちょっと意外だった。ただ、ひとつ思い当たることがあってそれは子供の従兄に当たる小学校五年生の男の子だ。春と夏には家人と子供が帰省するし、その他にも手紙や電話のやりとりがあって大変仲良くしているのだが、プラモデルをつくるのが好きで昨年11月の誕生日にゴーイングメリー号の割に大きめのプラモデルをプレゼントに送った。数日後に家人のケータイに届いた画像には、できあがったプラモデルを胸に抱いている彼の姿があった。それで子供は自分でもプラモデルをつくってみたいと思ったのではないかと想像される。144分の1スケールの最初のガンダムを買った。ひとりでつくれるか心配だったが、翌日は朝から作業を始めてお昼前にはつくりあげてしまった。パーツを枠からはずすときにできるバリという突起があちこち突きだしているけど、それを除けば見事な出来映えでびっくりして素ですごくほめた。
この三連休、一昨日、昨日と年一回頼まれる原稿を書かねばならず子供の相手があまりできなかったので(それでも二日とも「いただきストリート」はやった。)、今日は朝からまたガンプラを買いに行った。池袋のLABIの7階にガンダムだけのフロアがあり、これまで足を踏み入れたことはなかったけど子供を連れて行ってみた。時間をたっぷりかけてひと通り見て歩いた後、シャア専用ザクダブルオーガンダムのどちらにするかで迷っていたので両方とも買った。昼食後子供は公園に遊びに行ったが友だちが誰もいなかったらしく、帰って来るとシャア専用ザクをつくり始め、この前のガンダムより難しいとかこぼしながらも、二時間ほどでつくりあげた。なんて言うか、男の子は誰もがこの道を通るのかなと思う。