子供が見たいと言うのでテレビで一緒に見た。そんなの見たいと言い出すなんて随分大人になったもんだと思うけど、家人の見方ではクラスの女の子達に流されているだけみたいでもある。
ゲストの人とかこういうのがリアルなんだとしきりに言っていて、こういうのがリアルとはどういうことなんだろうと考えた。運動会のかけっこでも手をつないで一緒にゴールする世の中で、つけられる順位というののリアルさという声も聞かれた。でもそれはリアルと言うのではなくシビアと言うんじゃないかと思った。総じてこの選挙をリアルという意見には違和感を覚えた。だって当事者以外にとってはそんなのリアルな問題でもなんでもないじゃないですか。一位と二位が入れ替わっていたとしても当人とそのコアなファンを除いた大多数の人にとって、それで明日から何かが変わるというほどの変化が起こる訳でもない。何も変わらない。何を変える力も持たない。そういうのはリアルとは言わないと思う。
でも子供が熱心に見ていたのでもちろんそんなことは言わずに、この人は知ってるとか、この人は誰？、とか家人も加わって三人でああだこうだ言いながら見た。子供が応援していたのはシノダさんで、彼女が五位だと発表されたときには子供はさすがに寝るためにお風呂に入っていた。残念だけど仕方ない。
メンバーひとりひとりのコメントが結構長く、それなりにしっかりしていて驚いた。
