指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

またハロワ。

内定の決まった企業のことでまだ腑に落ちない点があったのでまたハロワに相談しに行く。腑には落ちたけど少し不安になる。どちらにしても今日アポイントメントをとって月曜日に最終的な返事をしに行かなければならなかったので、企業の担当者に電話をかけた。そして不安な部分を率直に尋ねたところ、嘘かほんとか知らないけどその辺は大丈夫だと請け合ってもらえた。ほんとかなあとまだ半信半疑。いっそやめちゃった方がいいのかなあ。
今日はこの前西友で買ったボルシチのもとで家人がボルシチをつくるのでハロワの帰りに前を通るとてもおいしいパン屋でバゲットを買う。それからソーセージをパンで巻いた調理パンを一個。おまけにもらえるクッキーは子供が好きなので持ち帰りにさせてもらう。帰ってから家人の入れてくれたコーヒーと一緒に調理パンを半分ずつ食べた。すごくおいしかった。
前にも触れた気がするけどボルシチと言えば銀座にあったピルゼンというビアホールが思い出される。ボルシチとかザワークラウトとかニシンの酢漬けとかで他では飲めないとてもオリジナルな味わいの生ビールが飲めた。酸っぱい黒パンもおいしかったな。硬い床に白木のテーブルと椅子が所狭しと並んでいた。無くなってもう何年くらい経つだろう?直径4〜50センチの金属の円盤が時計の文字盤のようにはめ込まれた、大人の身長くらいある木製の古いオルゴールが置いてあった。いつだったか友だちとふたりで休日の昼間ビールを飲みに行ったら客は僕たちだけで、お店の人がそのオルゴールをかけてくれたことがあった。それが鳴るのを耳にしたのは後にも先にもその一回だけだ。昼間からジョッキを傾けるどう見ても猪口才なふたり連れに、どうしてそんなサービスをしてくれたのか、今もってわからない。