指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

お受験?

小学校一年生のときに自分から行きたいと言うので公文の算数と国語に通わせ始めそれは今も続いている。そのせいもあってか計算は速いし漢字もよく知っている。ただ読解力や表現力とかも優れているかと言うとよくわからないところがある。
この前学校で担任の先生と話したところに拠ると、学校全体の成績が都の平均よりやや良いので、その中でほぼ平均にいる子供の成績も都の平均よりはやや良いのだそうだ。正直親としてはそう言われてすごくうれしいとは言えない。要するに平均なんでしょ。上から数えても下から数えてもだいたい同じところにいるってことでしょ。
その子供が昨夜になって中学受験をしてみたいようなことを言い出した。クラスメイトには午後九時まで塾に通って帰ってからもその日の復習をして午前0時頃寝るような子もいるのだそうだ。小学校五年生なんだよ、まだ。うちの子にはそういう生活はさせたくないと思う。でも受験するならそういう子の仲間入りだ。そこのところよく自分で考えてご覧、と答えた。
その子供のところへ今日、四人組と二人組の計六人が遊ぼうと迎えに来たけど子供はすでに遊びに出かけた後だった。帰って来てから尋ねると、公園で結局みんな一緒に遊んだそうだ。すぐ脇に置かれたとても対照的なふたつの世界だ。