指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

気晴らし。

休みで仕事が無いと先行きが不安で気分が暗くなることがやっぱりあって、そういうときの気晴らしにいいのは塾の掃除をすることだ。長テーブルや椅子や机やパーテーションなどの埃を化学雑巾で拭いてから、メラミンスポンジを使ってテーブルや机の表面にある鉛筆の汚れなどを落とす。ホワイトボードの汚れもメラミンスポンジで落ちる。それから家具を部屋の一方に寄せて掃除機をかけ、終わると家具を部屋の反対側に寄せて露出した部分にまた掃除機をかける。最後に家具を元に戻しておしまい。今はクリスマスの飾り付けがしてあるので、その間にいったん飾り付けを取り去ったり元に戻したりといった細かな作業もあって、丁寧にやると二時間近くかかる。その間無心でいられるかと言うとそうでもないんだけど少なくとも塾は今の自分に与えられたささやかな希望で、ささやかでも希望の中にいると思うと幾分かは気分が軽くなる。今日は家から前に書いた高さ四十センチほどのクリスマスツリーを持って行って飾った。昨日触れたポインセチアと今日のツリーで飾り付けはおしまい。レイモンド・ブリッグスの絵本「ゆきだるま」の原書「The Snowman」のポップアップ版を持ってるんだけど、中に「さむがりやのサンタ」が登場するシーンがあるので、そのページを開いて置いてあるのが自分なりにはいちばんのお気に入り。クリスマスパーティーへの招待状も我ながらかっこよくできたと思うのでまとめて机の上に置く。明日からひとり一枚ずつ生徒さんたちに配る。