指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

風を通す。

昨日ほど忙しくなくて例によって電話番をしている。風が気持ちいいので塾の窓を開ける。通りに面してドアがある側と中に入った突き当たり、部屋のいちばん奥側にそれぞれ大きな窓が切られているので両方を少しずつ開けるときれいに風が抜けて気持ちいい。年を取ると春のありがたみが身に沁みてわかるようになるのかも知れない。家人は子供の入学式に着る服を見に行き子供は春休みを惜しむように友だちと待ち合わせては遊びに行く。松田聖子さんのシングルコレクションを聴きながら先ほどまで今日の授業の予習をしていたがそれも終わってすることがない。曲は「天使のウィンク」から「ボーイの季節」に変わる。この二曲の並びはほんとにいい。シャープな名曲を柔らかな名曲が包み込む印象ができる。ずっと昔FMの松田聖子特集を録音して繰り返し聴いていたときにもたまたまこの二曲がこの曲順で並んでいてすごく気に入っていた。「赤いスイートピー」が今でも人気ナンバー1らしいけど個人的には上の二曲をワンツーフィニッシュにしてしまっていいと思っている。
今日もひとり体験授業の申し込みがあって首尾よく入ってもらえるといいなあと思っている。