指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

リサーチ。

二ヶ月に一度薬をもらいに行く日。かかりつけの病院がお茶の水にあるので出かける。結構混んでいて検査と問診と薬をもらうのとで大体二時間かかる。九時に行けば十一時までかかるし八時過ぎに行ったとしても十時過ぎまでは終わらない。待ち時間にこの前プレゼントにもらった村上さんの「職業としての小説家」を読み終えてもう一度頭から読み返す。薬が出ると近くのマックで待ってる家人と合流して神保町まで歩く。家人の本のリサーチにいくつかの書店を回りたかったのと、小学校の教科書の上巻がそろそろ終わりそうなクラスが出て来たので下巻が出てるなら買いに三省堂書店に行きたかったため。
家人の本はこの前池袋で見てみたら一軒の大型書店で平台に結構な高さで積まれていた他、別の一軒では二面の面出しになっていてそこそこいい感じの扱いだった。ただ書店によって温度差があるのは仕方ないところで一冊の棚差しだったりまるで置いてなかったりするところも中にはあった。まるで無い店は棚差しの一冊が売れちゃったんだよといい方に解釈。今日もほんの数軒だけど平積みや面出しになっていた。並んで置かれた他の本の高さと比べると明らかに何冊か売れた形跡なども見られてうれしい。書泉ブックマートが今月末で閉店には驚く。扱い商品から言って決してなじみの本屋ではなかったけど神保町に行けばいつもそこにあったからこれからもずっとあるものとばかり思ってた。
首尾良く教科書も買い終えて昼食に天丼いもやを目指すと相変わらずお休み。もう数ヶ月になるはず。どうしようか相談したけど神保町に他に食べたいものが無いので思いついて渋谷に出ることに決めた。神保町からなら時間もそんなにかからない。それで久しぶりにCONAでピザを食べた。ランチビールも飲んだ。ふた口で飲んじゃったけど。渋谷でも本のリサーチ。TSUTAYAとかちゃんと平積みになっててよかった。どれくらい売れるのか想像もつかないけどとりあえず書店に並んでるのが見られると家人もうれしそうだ。そりゃまあそうだよね。