指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

大きくなった子供。

アイルトン・セナの命日。
子供は身長が170センチを越えて随分大きくなった。中三で受験生なので休みの日は結構長い時間勉強しているらしいけど、成績は常に中の上と言ったあたりで努力の割にはあまりぱっとしない。もう少し何とかならないかと一時はかなりやきもきしたもんだけど今はその程度が本人の不動の実力なんじゃないかと思って静観している。ひとりで自転車に乗って遠出するのが好きで一度出かけると七、八時間帰って来ないこともある。小学生の頃散歩と称してふたりで長い間あちこちさ迷ったことが影響しているのかも知れない。自転車で遠出すること自体が目的らしいけどもうひとつのテーマとして文房具屋めぐりがあって中でもシャーペンが好きらしくてペンケースの中にいつの間にか山ほどシャーペンが詰め込まれている。それについて直接尋ねたことはないが、この前塾の授業の合間に友だちと話しているのを聞いていたら、昔ながらの古い文房具屋を見つけては訪ねるのが楽しいとのことで、店主は無愛想だったりするけど今では手に入らない銘柄のシャーペンがあったりしてそれが醍醐味とのことだった。そんな楽しみ方があるなんて考えもしていなかったのでちょっと感心した。自分の好みをそれなりに人を納得させることのできる行動に結びつけている点でなかなかのオリジナリティーとバイタリティーじゃないかと思われた。こうした力は自分に本当に適した仕事を見つけるのにとても役立つかも知れないと親としてはひいき目に見てしまうところがある。できれば、仕事をいやがらずに済む人生を送って欲しいと思う。