指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

荻窪へ行く。

ブックセンター荻窪は閉店していた。教会通りも随分様変わりして二十年少し前に後にしたときと同じ建物は少ないように思われた。住んでいたアパートは建て替えられてまだ当時の場所にあった。でも町並みにはあまり見覚えが無かった。青梅街道沿いにも見覚えのある店は無くて駅前のタウンセブンとルミネ周辺だけが変わらない場所のように思われた。そのタウンセブンはでもほとんどが西友になっていた。以前はもう少し細かくテナントが入っていたと思ったけど。ルミネの八重洲ブックセンターも以前とはまるで違うつくりになっていた。高齢の方が異様に多く見かけられるのにも驚いた。要するにしかるべき時間が流れてしかるべく変化したということだ。懐かしいと言うよりとりつく島が無い気がした。これなら吉祥寺の方がずっと親近感が持てる。あるいは渋谷や池袋の方が。