指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

ひとりの時間の過ごし方。

家人が仕事のランチミーティングみたいなものに出かけることになった。僕はバイトが無い日だったので一緒に出かけて地下鉄の駅で家人を見送り、それからバイト先のスーパーへ行って頼まれた食料品などの買い物をした。家人と一緒だとそういうことはしないんだけどひとりだったのでバイト仲間に挨拶しレジ係もたまたま顔見知りだったので言葉を交わした。決して好きな職場ではないけど仕事の無い日に笑顔で迎えられるとそれなりにほのぼのした気分になることがわかった。他にも買い物があったので少し歩いて駅ビルまで行きひとり分のつまみやアルコール飲料や昼食や子供のためのおやつなど細々したものを買ってレジ袋を片手にぶら下げまたゆるゆる歩いて帰った。曇っていたけどそれほど寒くない冬の日だ。帰宅すると冷蔵庫に入れるべきものは入れサラダミックスにドレッシングをかけたものとクラッカーに乗せたレバーのパテと買って来たやきとりを用意してまずは「麦とホップ」の350mLの缶を開けそれから最近とても気に入って飲んでいるウィルキンソンハード無糖DRYの500mLを開けて飲む。金曜日はいつもより塾を開けるのが遅いのでゆっくり飲むことができる。でもそれだけ食べたり飲んだりしてもちょっともの足りない気がしたので冷蔵庫に入っていた子供のお弁当の残りのウィンナーと玉子焼きを見つけてそれを食べながらウィルキンソンをもう一本開けて飲んだ。最後に電子レンジで温めたフォーを食べておしまい。家人がいたら止められてそんなに飲めないけどひとりなので心ゆくまで飲んだり食べたりした。考えてみたら前職を辞めてから家人と一緒に昼食を食べない日というのはここ五年ちょっとでほんの数えるほどだ。年に一日あるか無いかだと思う。なので今日みたいに羽を伸ばせるとすごくリラックスする。家人との昼食が窮屈とかそういうことではなく、たまには羽目を外したいということ。それから二時間昼寝をした。要するに食べて飲んで寝るだけなんだけど今のところこれが最高の、ひとりの時間の過ごし方だと思う。