指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

読む日と書く日。

前にも触れたけど最近心に余裕ができてそれは主に懐に余裕ができたからなんだけど自分としてはよく本を読んでいる。一冊読むとこのブログ向けに何か書くことにしている。書かないと次の本には進まない。その他仕事でもいろいろ書くことがあるので本について書いた後にそれらもまとめて書く。なので読む日と書く日が交互にやって来る。読むことはたぶん自己否定だと思う。書くことは自己肯定を多分に含んでいる。その繰り返しのバランスのよさも今の精神状態を明るく安定させている大きな要因となっている気がする。もしも書くことが自己肯定より自己否定を多く含むことになればそれはプロの書き手ということになるんじゃないかと思うけど本当はよく分からない。お金をもらって文章を書いたことなどほんの数えるほどしかないから。吉本隆明さんも詩を書き始めた動機は自己慰安だと書かれている。肯定と慰安は若干異なるかも知れないけど大きくくくればプラスイメージということで共通させることができるかも知れない。でもプロの詩人として書くようになってからは詩作は自己否定を含んでいたんじゃないか。本当はよくわからないんだけどそんな想定をしている。