指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

現状。

 子供の最後の入試はまだ終わっていない。東京は今日から小、中、高が休校になった。塾では新型コロナウィルスへの感染リスクを下げるためのいくつかの対策を立てて保護者の方々に周知した。その結果今日現在特に欠席を希望する生徒さんはいなかった。よく行くスーパーの棚からはマスクやアルコール系の消毒液、トイレットペーパーやティッシュペーパーが消えた。インスタントラーメンもまったく無いしカップ麺や種類によっては冷凍食品もかなり品薄だ。お米も価格帯の低いものから無くなっている。愚かなことだと思う。僕は正直に言って日本人の民度というものがこれほど低いとは考えていなかった。もちろん全部が全部そうだとは思わないけど一部とは言えそういう人がいることに心から失望している。デマに流される愚かさ以上に醜いのは自分さえよければいいという身勝手さだ。自分がそういうことをすれば本当に必要としている人に必要なものが行き渡らないということに気づけない想像力の欠如だ。と言うか気づいていてやってるんだろうか。だとしたら尚悪い。紙おむつと生理用品が残ってるところを見ると年寄りの仕業なんじゃないかと邪推される。でもそのふたつが残っているのは本当に不幸中の幸いだ。こういう形で怒りを表明することは我ながら珍しいと思うけど今回は言いたいことを言っておく。
 今日は都立高入試の発表日で塾からも合格者が出た。おめでとうございます。すごくよかった。