指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

三月は出入りが激しい。

 三月に入ってこれで五人目の退塾者が出た。一月にもひとり辞めた。四月にもひとり辞める。もしかしたらもうひとりふたり辞めるかも知れない。去年は四月を迎えるまでに八人辞めたことがこのブログを読むとわかる。今年も七人なので去年とほとんど変わらない。高校に受かって卒業するふたりは仕方ないとして(と言うよりむしろ、最後まで着いて来てくれたことに感謝している。)、他の塾に移りたいというのがふたり、習い事や部活が忙しくなったからというのがふたり、理由がよくわからないのがひとり。減収は月およそ15万円。去年の20万弱ほどではないけど結構大きい。それに対して今年になって入って来てくれたのは現状三人。四月からふたり入ってくることになってるけどそのうちひとりはバスで通わねばならず新型コロナウィルスを懸念してるのでどうなるかわからない。また昨日ウェブ経由で申し込みがあって来週体験学習をするんだけどちょっと切羽詰まってる感じなので脈がありそうだ。以上の未定の三人を含めても増収は10万ちょっと。差し引き月5万円の減収になる。去年も書いたように進級したり進学したりして受講料が増える生徒さんがたいていなので減収幅はもう少し小さくなるかも知れないけどそれでも暮らして行ける最低ラインから見るとややショートしている。いつまでこんなことが続くのかと思うと正直ほとほといやになる。特に順調に成績を上げている生徒さんが突然辞めると言い出すと表現は当たってないかも知れないけど飼い犬に手をかまれたような気になる。これは結構こたえる。ただもしかすると受講料の支払いがきついのかなあとも思われる人もいてそれはそれで割に切ない。いずれにせよこの不意打ち感はこの仕事を続ける限り避けられないだろう。戦うには今以上にタフでなければならないような気がする。自分ではタフとは正反対なところにいるつもりなんだけど。