指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

採用される。

 昨日書いたバイトに採用された。

 これまでのバイトは家庭教師を除けば清掃にスーパーの商品陳列とまあ誰にでもできる仕事で誰にでもできるからこそ僕にもできてある意味ありがたかったとも言えるしそのときはそれでいいと思っていた。でもそういうバイトを続けてると何かがすり減って行く感覚があり二度まではそれに耐えていたが三度目はもうやだなと無意識に感じていた気がする。それで自分で応募しといて採用されたら辞退するという一見矛盾したことを繰り返した訳だ。応募するときはお金を稼がなきゃという気持ちが勝ってるけどいざ採用されてその仕事をしている自分を想像し始めると前の二回と同じすり減り方をしそうでいやになってしまう。それが今回はなけなしの自分のスキルを生かせそうということで前向きになれたんだと思う。採用されてうれしいしどういう仕事になるのか楽しみでもある。昨日も書いたように時給は高くないんだけど自分の仕事にやりがいと誇りを持ちたいというもしかしたらとてもくだらないかも知れない希望に抗うことができなかった。