指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

トンプソン・ツインズとローラ・ブラニガン、プリンス、それにマイケル・ジャクソン。

 

ベスト・オブ・トンプソン・ツインズ

ベスト・オブ・トンプソン・ツインズ

 
The Best of Laura Branigan

The Best of Laura Branigan

  • アーティスト:Branigan, Laura
  • 発売日: 1995/06/02
  • メディア: CD
 

 トンプソン・ツインズは「Lies」と「Hold Me Now」が欲しくて、ローラ・ブラニガンは「Self Control」を聴いたら「Gloria」という曲があったことを思い出してそれが欲しくなって、それぞれベスト盤を図書館で借りて来た。前者は全部で十九曲入ってるのでまだだけど後者は十曲だったのでひと通り聴いてみた。残念ながら欲しかった二曲以外は知らなかった。ちなみにこの二枚は最後の曲が前者が「Tokyo」、後者が「Tokio」というタイトルだ。単なる偶然だけど。プリンスを初めて知ったのはディスコで聴いた「1999」という曲だった。これものっけからスーパーハイテンションで一度聴いただけで完全に持って行かれた。同宿の友人たちによると「メリハリがない」ということで不評だったけど後から調べたら一応アルバムのタイトル曲だったし本人的にもそれなりに手応えがあったんじゃないかと思う。僕は割に心の底から好きだ。後年映画「バットマン」の音楽を手がけたときもそのメインテーマの前奏のテンションの高さに驚かされたけどそれもやはり個人的にはすごくよかった。今は図書館にベスト盤をリクエストしてるので届くのが楽しみ。ちなみに東京ドームで行われた来日公演に大学の同じクラスの友だち七、八人で行ったことがある。後におつきあいすることになる女の子が誘ってくれたような気がする。1984年か85年のことじゃないかと思う。でもこの公演は本当にひどくてなんとアンコールがかからなかった。それさえなければプリンスというアーティストには好感しかなかったはずなんだけど本当に残念だ。それから今回のディスコ・コレクションにはマイケル・ジャクソンが入ってない。頭の中の薄暗いディスコのフロアからは「ビリー・ジーン」も「スターティング・サムシング」も「ビート・イット」も「スリラー」も聞こえてくるんだけどさすがにメジャー過ぎる気がする。マドンナがよくてマイケルがだめってどういうことと我ながら思うんだけどこれはもう誰に向かってもうまく説明することができない。とにかくマイケルはいらない。(あるいはマドンナは「Like a Virgin」の大ブレイク以前から知っていたので許せるのかも知れない。)
 という訳で新たにコレクションに加わったのは以下のナンバー。Yesの「Owner of a Lonely Heart」、ABCの「The Look of Love」、Princeの「1999」、Laura Braniganの「Gloria」。Duran Duranは結局「The Reflex」を入れることにし、訳あってSyndi Lawperの「Girls Just Want to Have Fun」ははずした。何かをはずすことはこれからもあるかも知れない。