指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

ひとつ終わった。

 予備校の授業料と大学の受験料を補助してもらえる区だか都だかの(交渉は区の機関としたんだけど区が事業主なのか区を通して都が事業主なのか今ひとつよくわからない。)事業に申し込む手続きがやっと今日終わった。初めて相談に行ってから二ヶ月以上かかったんじゃないかと思う。一応貸し付けという形になってるけど進学できれば返済しなくてよい。実は去年も申し込もうと思ったんだけど手続きがあまりに面倒そうなので断念した。塾には通ってなかったので補助される金額もたかが知れてたし。今年は予備校に行ってたのでもらえればちょっとうれしい金額になるためがんばって申し込んだ。今月中には振り込まれる見通し。受験料を払ってくれる家人と半分ずつにしようと思っている。
 それにしても本当に面倒な作業だった。これだけ面倒なんだからこれくらいの金額もらえて当たり前じゃないかと思えるほどだ。年明けになったら窓口が混むだろうと思って12月のうちに動いたんだけどまず一回目の口頭の説明が複雑すぎてよくわからない。担当者がひとりついてくれて一対一で一時間以上も話したのに。でも補助を受けたい誰もが通る道なんだから誰もがきちんと理解してるんだろう。それで帰宅してから渡された資料をじっくり読み(この手のまるで興味の持てないものを読むのが何より苦手だ。)なんとか自分なりに筋道をつけてみた。それから指定の用紙を予備校に持って行って書き込んでもらったり予備校の授業料がわかるようにパンフレットをもらったり納税証明書や住民票の写しを取ったり子供の学生証をコピーしたりして貯金がある程度以上あると補助が受けられないので本当に貧乏であることを証明するために預金通帳と一緒に持って行って提出した。預金通帳はその場でコピーを取られてそれも提出。学生証は予備校のものでは駄目とのことで念のため持って行った卒業証書をコピーしてそれも提出。それから半月以上かかってやっと次の申込書が送られて来た。その間家人の印鑑登録証明も必要だと言うので印鑑登録して証明書ももらって待っていた。そして送られて来た申込書に記載するのに親子三人それぞれ自筆で署名捺印ししかも印鑑は全部別のものにしろという念の入れよう。時代に完全に逆行してないか。でもまあ先方の言うとおりにしないと補助が出ないのでは仕方ない。それを今日提出し終えた訳だ。ひとつ救いだったのは担当者がとても腰の低い人だったことですごく忙しそうなのに(いつ電話しても他の電話に出てるのでかけ直してもらうのが常だった。)いつも穏やかで丁寧な対応だった。だから最後に心からのお礼を言った。
 ちなみに奨学金の申請はこの倍くらい面倒だったんだけどもう思い出したくもない。