指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

バイトの面接に行く。

 行ったのは僕じゃなくて子供。近所のスーパーの商品陳列の仕事で友だちがやってて勧められて面接を受けることにしたらしい。友だちがいたら少しは気が楽かも知れない。僕が別のスーパーの同じく品出しのバイトをしてたことは多分子供は知らないと思うので同じような仕事をするのは単なる偶然。蛙の子は蛙というほど深い意味はない。放送大学の学費は自分で稼ぐつもりだったらしいけど(それくらい安いということだ。)それはもちろん親がなんとかするので稼いだお金は自分で好きに使うよう伝えた。受かるかどうかは来週わかる。僕が塾の真似事みたいなバイトを始めたのも大学に入ったすぐ後だったと思うのでまあ大体今の子供と同じくらいの年だった。そういうもんなんだと思う。しかるべき時が来て誰もがバイトを始める。
 別件で奨学金の話。給付型の返済しなくてもいい分だけもらって貸与型のものは借りないつもりだったけど無利子なのでやはり借りた方がお得なような気がして来た。まったく手をつけずに済んだら子供の卒業時に一括で返してしまえばいいしそれまでに何か不測の事態があれば(たとえば塾が立ち行かなくなったりということだ。)それを当てにしてもいい。投資とか新たな事業の立ち上げとかの機会があれば(まあないと思うけど)それを元手にしてもいい。どちらにしてもキャッシュが手元にあるというのは安心だし何かの機会を積極的に捉えるときの大きな力にもなる。ということで子供が正式に放送大学に入学する日を待って満額借りられるよう手続きをするつもり。