指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

1983年と1974年。

 いつもそうだけど今回もとても個人的なお話。ウィキペディアに西暦何年の音楽という項目があるのについ最近気づいた。それで興味を持ってこのところずっと集めていた「1983年の音楽」の洋楽シングルの項目を見ると全部で16曲しか載ってない。デヴィッド・ボウイカルチャー・クラブカジャグーグーフィル・コリンズなどに混じってユーリズミックスの「スウィート・ドリームス」が入ってるのはうれしいけどマドンナもデュラン・デュランホール&オーツもイエスもプリンスもヒューマン・リーグもアース、ウィンド&ファイアも一曲もない上あろうことかマイケル・ジャクソンが載ってない。アルバム「スリラー」がリリースされたのが前年1982年の12月で83年は年頭から続々シングル・カットされて行きマイケル抜きには語れないのがこの年の洋楽だったと記憶している。個人的にはあまりにメジャーで全曲聴き飽きてるけどそれだけ聴き込んだのは確かだしこのラインナップはやっつけ仕事にもほどがあると思う。今思い出したけど「フラッシュ・ダンス」のサントラからも一曲も掲載がない。じゃあお前が編集したらどうだと言われるかも知れないけどある曲のリリース年というのは調べるのが結構大変なので手出ししない。ご勘弁を。
 実はヒット・チャートのナンバーとダンス・ナンバーのランキングというのは随分ずれがあるんじゃないかという興味がこのページを見るきっかけだった。ヒット・チャートには出て来ない隠れた名曲がディスコでは割にメジャーだったんじゃないかと思って。でもこのラインナップでは貧弱すぎて比較対象にすらならない。
 次に見たのは懐かしの1974年。洋楽を聴き始めた年だ。ここの洋楽シングルのラインナップは相当気合いが入っている。35行かける2で70行にわたってアーティスト名が並んでおり複数の曲名が記載されたアーティストも結構いるから100曲前後が挙げられてると思う。ジョン・レノン「真夜中を突っ走れ(Whatever Gets You through the Nightとの聴き覚えがあるけど未確認。)」、ポール・マッカートニーウィングス「ジェット」、「バンド・オン・ザ・ラン」、ジョージ・ハリスン「ディンドン」、リンゴ・スター「オンリー・ユー」とビートルズの元メンバーはいずれも健在だし、カーペンターズ「プリーズ・ミスター・ポストマン」、オリビア・ニュートン=ジョン「レット・ミー・ビー・ゼア」とソフトなでも個人的にとても好きな路線もこの頃絶好調だったと思う。ローリング・ストーンズ、ディープ・パープルといった大御所の名もあるけどなぜか縁がなくてよく知らない。こんな頃からいたんだと思うのがデヴィッド・ボウイイーグルス、シカゴ。バーブラ・ストライザンド、スタイリスティックス、ヘレン・レディ、何もかもみな懐かしい。そして偏愛するクイーンの「キラー・クイーン」に前にもここで触れたキャロル・ダグラスの「恋の診断書」まで挙がってる。タイトルを見ただけじゃわからないけど聴いたらきっと覚えてる曲も結構あるんじゃないかと思えてどうにか聴く手立てがないものかなあと思う。とりあえず図書館で検索してみようか。うまく行けばこの年の洋楽を集めたオムニバス盤が見つかるかも知れない。だといいなあまじで。なんか自分の体の一部を取り戻し続ける百鬼丸になったような気分だ。