指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

さて何を書こう。

 午前中にひとりだけやって来た生徒さんがテストが近いので自習にして欲しいと言うので質問があったらして下さいとだけ伝えて小一時間スマホ版の「どうぶつの森」(通称ポケ森)をやる。そうだポケ森についてでも書こうか。名前はひらがな表記の「こんこんぶる」でレベルはもうちょっとで238になる。最近スマホを持ち始めた生徒さんのひとりはそのレベルを聞いて驚いてたけど(親御さんもやってるけどレベルは180くらいとのこと。)フレンドのほとんどは僕よりレベルが上だ。見かけとしては頭は「スパイキーショート」でちょうどぺこぱの松陰寺さんみたいな髪型。実際にはかけてないんだけど「ちゃいろめがね」をかけ「ロイヤルイースターなふく」に身を包み足もとは「モノトーンなかわぐつ」背中には「てんしのはね」を背負い手には「てもちハンバーガーセット」を持っている。なんて言うかハンバーガーショップでバイトしてるヴィジュアル系バンドのヴォーカルなんだけど実はまだ学生といったところか。サンリオのぬいぐるみを手にするユーザーをたまに見かけるけど僕は持ってなくてそれはちょっと残念。いいねされた数は32000ちょっと。これはいつ頃からだったかフレンドになったユーザー全員に毎日いいねして来た賜物。フレンドも一時は上限の99人いてそれだけ毎日いいねをつけるのは割に一苦労だった。でもあるとき履歴を見たら長いこといいねも返してくれないし鉱山も手伝ってくれないフレンドがいることに気づいてばかばかしくなって少しずつフレンド関係を解消して来た。今は二十人あまりにまで減ったけどこう気遣いのできるフレンドばかりでただ単に数が多いときよりずっと快適になった。心がけてるのは毎日のいいねの他に他のユーザーの鉱山はできる限り手伝うことと悪いけどバザーの商品はできる限り買われないようにすること。だからバザーの商品はレアなものばかりを上限まで値上げして個数も上限の10で並べてある。これはまめにバザーに商品を出してたらがんがん買われて商品集めが大変になってしまったから。特に初期は自分で集めるより人から買おうというユーザーが結構いてこちらはバザーに穴が空いてるとなんとなく敗北感を覚えるタイプなので毎日必死で魚や虫を捕まえたり果物を収穫したりしてたんだけどあるとき堪忍袋の緒が切れて以降は自衛のためにそんな手段を講じてる次第。でもまるで同じ挙に出てるフレンドも何人かいて正直共感を禁じ得ない。さらにそれだけやっても買ってくユーザーがたまーにいてそういう猛者はこれはもう許すしか他に手がない。こちらからフレンド申請をするときもまずそのユーザーのバザーを見せてもらう。ひとつも商品が出品されてない場合は論外。出品されてても「だれにでも販売しているよ♪」の表示があるとこいつは苦労したことがないお気楽なやつだなと思って申請を見送る。「フレンドにのみ販売しているよ♪」の表示のユーザーである程度バラエティーに富んだ商品構成な場合のみ申請する。ただし先方からフレンド申請が来たときはこれは無視されるとショックだと思うので全員承認することにしている。他のユーザーのためのバザーだから品揃えはきちんとして欠品はなくそうと心がけながらその実買って欲しくないという我ながら屈折したやり方になっているんだけど要するに相手にできるだけの気遣いをしながらでも必要以上に手間をかけさせられたくないという思いから苦肉の策でそんな風になってると思う。バザーに欠品があると負けた気がするのも早い話が他のユーザーに対する配慮が欠けているという自覚に端を発している。別にいい人ぶる訳じゃないんだけどゲームの単純な交流の中でくらいできれば相手に不快な思いをさせたくない。だから他のユーザーのバザーからも何も買わない。イベントでどうしても買わなきゃならないときは家人のバザーから一応断った上で買うことにしている。という訳でこんな僕でよければいつでもフレンド申請して下さい。必ず承認します。ガーデンイベントではできる限りお裾分けしますしお裾分けしていただけるよう必ずいくつか花を残しておきます。ギフトもいただいたら必ずお返しします。ただし突然フレンド関係を一方的に解消することがあります。あなたの気遣い次第です。