指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

割にのんびりしている。

 年によっては週五、六回午前中に入れてた夏期講習を今年は三回くらい(週によって若干異なる。)に減らしたので割にのんびりできる日が多くなった。しなければならない仕事上の準備もないではないんだけど大急ぎということもないので(ないが多い。)ちょっと気にかけながらもほっといている。それで午前中は例によってノートパソコンにヘッドホンの端子を挿して音楽を聴きながらいろいろなブログを見て回っている。家人はかたわらでゲームをしたり仕事をしたり編集さんと連絡を取ったりしている。本の表紙って作者の方(ほう)からイラストレーターさんを指名したりできるんです。ご存じでしたか。僕は知らなかった。全部編集さんが段取りするもんだと思ってた。ウェブ上で見つけた素人のイラストレーターさんを指名すると編集さんが連絡取ったりしてくれるらしい。ただ素人の方(かた)は仕事が欲しい場合でも基本的に自分の描きたいものしか描いてないから実力を見極めるのが難しいとプロみたいなことを家人は言う。つか、みたいじゃなくてプロか。だから素人のイラストレーターさんはほんとに仕事が欲しいのならキャラクターとかだけではなく建物とか乗り物とかいろいろなものをいろいろなアングルで描いてアップしといた方が目にとまりやすいらしい。その他作家というのは意外にいろいろ理不尽な目に遇うものらしいんだけど家人に断り無しにここに書いていいかどうかわからないのでとりあえずやめとく。
 で見て回ってるブログなんだけどなかなか素敵なものに辿り着かない。昔は結構たくさんのブログを毎日楽しく拝読していた。まだツイッターフェイスブックもなくウェブで発信するならブログがいちばん手っ取り早かった頃の話だ。そう言えばスマホもなかった。今更こんなこと言うのは馬鹿みたいだけどスマホツイッターは発言するスタンスと文体とを不可逆的に変えてしまったなあとつくづく思う。そんなことわざわざ言わなくていいじゃんと思うことを誰もが無反省に言ってる気がする。特に悪意がストレートに発露されてる場合はこれは書いてる人が悪いんじゃなくてメディアが悪いんじゃないかと思わされる。だって悪意なんて誰にだってあるものだしその存在自体を否定することも悪意だからと言ってそれを持ってる人を否定することもできない。ツイッターさえなければこの人がそんなの公表することはなかったんじゃないかとどうしても思ってしまう。んだけどちょっと脱線した。
 でも最近のブログはどうも僕には合わないみたいだ。大体猫も杓子もアフィリエイトしてるのが気になる。そんなに儲けたいのと思ってしまう。かつてインターネットは無料の善意にあふれていた。ソフトウェアに不具合があれば有志の方がパッチをつくって配布していたしWEB裏技さんだってCGIプログラムのほとんどを無料で使わせてくれた(きっと今でも。)。日頃から善意を疑って生きてるのにその言い分はおかしいじゃないかと我ながら思うけどでも無料の手助けにはやっぱり心温まるものがあった。まあ超弱小ブログなので逆立ちしたってそんなことできる訳ないけどアフィリエイトなんか絶対しない。書きたいことを書いてどんな対価にも手を伸ばさずに読んでいただく。読み返してみたら頑固じじいの世迷い言みたいだ。でも構うもんか。