指栞(ゆびしおり)

すまじきものは宮仕え。

ちょっと困った。

 「からかい上手の(元)高木さん」はブックオフに一巻がなかったので二巻目から読み始めたんだけどちょっと困ったことに個人的にはあまりおもしろく感じられない。これは一巻目を読んでないこととは無関係に思われる。本家の高木さんがいいのは高木さんが大好きな西片君に対してからかうという形で愛情表現をしてるのに高木さんに比べて格段に子供な西片君がそれに気づかず高木さんが切ない思いをしたりあるいは西片君が少しだけ察する場面がたまにあってそういうときに高木さんがすごく喜んだりするそのいずれにしても秘められた思いを描いてることにあると思う。本家の四巻目で後々ふたりが結婚することが明らかになってそこからのスピンオフで(元)高木さんが始まったといういきさつだと思うんだけどすでに何も秘められてない状況でのこのふたりのやりとりには陰影というものが全くなくこれを読んで何がおもしろいんだと思わなくもない。ふたりの娘である「ちー」が魅力的かと言えばこれが意外にそうでもない。子育てをしてきた者としてこれってあるあるだよねと共感できる要素も特にない。決定的なことを言ってしまうとまんがとしての間が悪くてときどき何が言いたくてこういう台詞回しになってるのかよくわからないことがある。コマ割りとかもすごく大きなコマになってるから何か重要なことが言われてるかというとそうでもなかったりしてわかりづらい印象になる。高木さんからの流れで無意識に多少のことには目をつぶって読んでるファンの方には申し訳ない。でもまあ正直に言えばそういうことだ。三巻と四巻を買ってあるのでこれから読むけど印象はあまり変わらないんじゃないかという気がする。