指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

村上春樹ライブラリー二回目。

 午後3時15分から二回目の村上春樹ライブラリーの予約。時間通りには着かなくて遅れて入る。相変わらず館内はとても空いていてカフェのみ割と席が埋まっている。前回見忘れた各国語の作品をまずひと通り見て回る。でも読めないもんねえ。家人は前回そこに展示されてる日本語版の本を見てこれ全部うちにあるんだと思ったと言う。その通り大体ある。ないのはジャズについての翻訳が何冊かと単行本を持ってる場合はその文庫版あとはオールズバーグの翻訳くらいか。それと「全作品」は一冊も持ってない。欲しいけどこれはなかなか手が出ない。今回の目的は少し長めに滞在して雰囲気を楽しむこと。それとその場に慣れること。前回はなんとなく緊張してたからリラックスしたかった。それで館内をゆっくり見て回った後で一階の長テーブルに向かういすに座って「全作品」の著者の解説みたいな小冊子を読み始める。とりあえず一巻目。それと二巻が見当たらなかったので三巻目。前者は「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」。後者は短編集「中国行きのスロウ・ボート」と「蛍・納屋を焼く・その他の短編」。あの長テーブルの置かれた結構広いスペースにたったひとりというぜいたくな時間で読みふける。前者は「全作品」に収録するに当たって手が加えられてないとのことだ。後者は作品によっては随分手が入ってるらしい。もちろん読んでみたい。さすがにここに通い詰めて読むというのは現実的じゃなさそうだ。図書館で借りられるかな。とりあえずそれだけ読むと地下のカフェでまたジンジャーエールを飲む。今日はレジが不調でレシートが出ないということで前回もらっておいてよかった。大切にとってある。ライブラリーを後にする前にかっこいいアルコール消毒スタンドを写真に納める。あと入館証も。夕暮れ迫る早稲田大学の構内はとてもいい感じだ。繰り返すけど在学中に大学の構内にこんなに惹かれたことはなかった。今はまあノスタルジーみたいなものも加わっているのかも知れない。それから歴史館のミュージアムショップに寄って予定通りスクールマフラーを購入。すごくかっこいい。ライブラリーはこれからも月に一回くらいは訪問したいと考えている。次回は11月下旬に予約を入れてある。