指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ネトフリで高木さんを見る。

 ネトフリで「からかい上手の高木さん」の初めてのシーズンを三回分見た。うーんとやっぱり原作読まなきゃよかったなあと若干後悔。アニメだけにしとけばよかった。なんて言うか原作の印象にアニメが侵食されてしまいそれはまあ当たり前の話なんだけどもともとアニメを見てその魅力に惹かれた立場からするとその原作の印象が割と邪魔になる。まあ塾で生徒さんたちが喜んで読んでるのでそういう意味ではよかったんだけど。その他いくつか気づいたことを書くと二話目と三話目の高木さんの作画にちょっと迷いがある(一話目は気にならなかった。)ことと高木さんのCVの高橋李依さんもまだ高木さんになじんでないように思えることが挙げられる。なんとなく違和感があるので回が進んで早くそれがなくなればいいなあと思う。それに比べると西片君は作画も声も最初から西片君だ。また今回改めて気づいたのは全体的に本当に丁寧につくられた作品だということだ。アングルとか背景なんかもとてもすばらしい。聖地巡礼が出るのにこの背景も明らかに一役買ってる気がする。すごく素敵な場所に見えるから。それと同じ作者の「あしたは土曜日」の女の子三人組のエピソードが挟まれるのはどうなんだろうか。どうなんだろうかと言うと若干否定的に眺めてる印象になるけどそういう訳ではなくて本当にどうなのか決めかねている。原作は二巻とも持ってて結構気に入っている。一応高木さんと西片君が通うのと同じ中学校の同級生という設定らしいエピソードが原作にちらっと出てくるのでアニメに登場しても不自然じゃないのかも知れない。もう少し先まで見て自分がどう思うのかを見極めたい。さらにオープニング曲の「言わないけどね。」が今更ながら傑作。曲も歌詞もすばらしい。歌詞なんてほんとの高木さんじゃなきゃ書けないでしょこれとしか思えないほど真に迫っている。僕が持ってるのは高橋李依さんバージョンだけど作詞作曲の大原ゆい子さんが歌うバージョンもいい。「2」のオープニング「ゼロセンチメートル」もよかった。なので「3」のオープニングもものすごく期待している。ということで明日の深夜が本当に待ち遠しい。