指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

日曜日のバイト。

 日曜日は施設が混むのでバイトが大変だしバイトさえなけりゃなんの仕事もない曜日なのでなるべくシフトには入らないようにしている。日曜日も仕事をしてしまうと塾も含めれば平気で十三連勤とかになってしまいそれはやっぱりつらいからだ。でも先日また別のバイトの学生さんから6日日曜にシフトを入れてたんだけど就職活動とかぶってしまったので代わってくれないかという旨のラインが直に来た。前にも書いたように直に連絡が来たらできる限り代わってあげることにしている。彼は遅番のシフトに入っていて代わりに入ると午後から夜にかけての勤務が四時間半。シフト表を確認すると早番にも欠員があったのでどうせ午後も入るなら午前も入ろうと思って計九時間半シフトに入ることに決めた。毒喰らわば皿までだ。シフト担当のしーちゃんにその旨連絡したら快諾された。ただしラストの二時間は別部署の仕事に回してもらえて少し楽できそうだった。ちょっとだけ気分が明るくなった。早番は以前ニックネームをつけた日曜にしかバイトに入らないかごくんと幼稚園小学校と子供と同級だった学生さんのふたりと組んで仕事をした。かごくんは今大学四年生ですでに就職も決まってるのでこの先彼と一緒に仕事する機会ももうそれほど多くはないだろう。随分いろいろ話をして気心も知れてるので残念だ。日曜日にしてはお客さんの少ない日で比較的楽に仕事を終えた。帰宅して一杯飲んで昼食と昼寝。夕方近く起きて遅番に入る。この仕事は実は夕方から夜にかけてがお客さんがものすごく少なくて楽だ。そのことはわかってるんだけどラストまでいると本当に遅い時間になってしまうので今まで入ったことがなかった。今回は代わってあげた子がラストまで入ってたので初めて終業までいることになった。二時間半の通常の仕事も楽だったし残り二時間の別部署の仕事も眠くなるほど楽と言うか暇だった。前に書いたいつもにっこりほほえみかけてくれる女の子(と言っても三十歳前後に見える。)のお客さんも来てくれて遅くまでいた甲斐があった。土曜日によく見かけるんだけど日曜日も来ててただしかなり遅い時間帯らしい。彼女に会えるのなら日曜の遅番もそれほど悪くない気がした。
 20日日曜日も欠員が多いということでシフトに入る。この日は遅番も三時間半入れておいたらそこは全部別部署の仕事になっていた。正直大変助かる。シフト係のしーちゃんは本当に僕に優しい。誰にでも優しいかどうかは知らない。