村上春樹さんの短編「ファミリー・アフェア」に白ワインをペリエで割ってレモンを搾った飲み物の話が出て来る。アルコールを飲む練習をしていると話す妹の婚約者に対して主人公がその飲み物を紹介するシーンがある。僕はワインというのは今はほとんど飲まないけど滅多に行かないサイゼリヤではデカンタで白か赤かその日の気分で選んで家人とシェアするし独身の頃通ってたパスタハウスでも生ビールの後大体デカンタのハウスワインを注文していた。好きか嫌いかで言えば好きなんじゃないかと思う。安いワインでもそれが甘すぎなければ結構おいしいと感じる。高いワインというのはこれまで一度も飲んだことがない。七百二十ミリリットルで千円くらいがせいぜいだ。そう考えると若い頃からずっと安い酒ばかり飲んでることになる。味わうよりも手っ取り早く酔うことの方を優先してるからだと思う。おいしさを求めて飲むのはビールとウィスキーとワインだけだ。と言うくらいだからやっぱりワインは好きな方なんだろう。その三種類だけは酔っ払う前に飲むのをやめることにしてる。味がわからなくなるまで飲んでしまってはもったいないような気がするからだ。でもワインをペリエで割ったその飲み物に関しては作品を何度読み返してもあまり食指が動かなかった。ひとつはその飲み物の用途と言うかそれを飲むシチュエーションと言うかが割に独特で主人公はジュース代わりに飲んでると言ってる。個人的にはトマトジュースを除いてほぼまったくジュースというものを口にしないのでジュースを飲むシチュエーションというのがうまく思いつけない。だから自分の生活には適さないと無意識に思っていたんだろうと今初めて推測してみてそんな風に結論づけてみる。トマトジュースは朝食のときか昼寝から目覚めたときに飲むことが多い。アルコールが抜けた後ののどの渇きにトマトジュースはものすごくおいしく感じられるからだ。でもいずれもやっとアルコールが抜けた朝食のときとか昼寝からの寝覚めのときとかにまたぞろアルコールを摂ろうとはさすがの飲み助も思わないということだろう。だからトマトジュース代わりにワインをペリエで割った飲み物というのは個人的にはあり得ない訳だ。
でもジュース代わりでなければワインのソーダ割りも選択肢としては全然ありだったのかも知れない。このワインソーダをスーパーで見つけたとき飲んでみたいと思ったのは缶のデザインに惹かれたからだった。なかなかシックだしそれでいてさわやかな感じもある。何より今までありそうでなかった気がする。値段もそれほど高くなかったので一応家人に断ってからひと缶買ってみた。うちに帰って氷を入れて飲んだらこれがおいしい。アルコールは5.5パーセントだから酔いの足しにはあまりならないんだけど甘さ控えめなので結構どんな食べ物にも合う。ただしもちろんハードなワインユーザーの方にはお勧めしない。ワインをソーダで割るなんてなんてもったいないことをという意見だってあり得るだろうから。ただこれはワインとは別のこういう飲み物なんだと割り切ってしまえば充分楽しめると思う。家人も気に入ってるのでこれからも折を見て買い続けようかと思っている。じゃないと割に短期間で店頭から姿を消してしまうかも知れないから。
今日のスイムは24分40秒で千メートル。遅いスイマーを抜かすと疲れるのでなるべく抜かさずにペースを落として着いて行くことにしてみたら五十メートルあたり1分07秒から1分27秒までとラップタイムにかなりのばらつきが見られた。前者はF1で言うクリアラップ。後者はセナが右へ左へとノーズを振って前を行く遅いクルマにいらつきをあらわにする場面。おお。こいつ自分をセナになぞらえ始めたぞ。エクササイズ直後の自己肯定感ってことほど左様に恐い。
そう言えばワインのカクテルにワインクーラーってのが昔あったけど最近聞かない。絶滅したのかな。後で調べてみよう。
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