指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

泳げ。

 土曜日は割にタイトにバイトに入るので今日は泳ぐ時間がないものと諦めてた。朝イチでバイト先に行ってシフトを確認すると午前中の勤務時間の半分ほどしか占めてなかった(それでも大助かりなんだけど)はずの受付業務が午前中いっぱいに増えてて驚いた。でもまあ仕事としては楽な時間が長くなった訳なので大歓迎だ。終わった後は家人と塾で待ち合わせて買い物。昼寝から起きて塾に行くと土曜日に来ることになってる不登校の男の子があまりご機嫌がうるわしくないとのことで授業が三十分に短縮される。すると夕方からのバイトまで千メートル泳いでもおつりが来るくらいの時間が余る。いいからお前は泳げと言われてる気がして家にとって返して家人に事情を話し仕度をして出かける。結果的には夕方からのバイト始まりの二十分くらい前にはプールから上がることができて仕事には支障なし。タイムはアップルウォッチを止め忘れててよくわからない。それで全然構わない。とにかくいつも通り泳ぐことができた。