指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

むち打つ。

 午前中は三時間バイト。泳ぎに行こうと思ってたけど今日は夜も時間があるのでそちらに回すことにしていったん帰宅。夕方からの授業が終わると夜は何もなし。何年か前に自作したオフコースのベストを聴きながらひたすら疲労を感じている。特に下半身がひどい。もももふくらはぎも痛くて最近あまり歩いてなかったのを昨日歩きすぎたせいなのかなと思い当たる。何年か前なら家人と一緒に毎日のように通ったお弁当屋さんへの道だったのに。でもそれは老いの表れみたいで主観的には認めたくない。それでしばし迷った後やはり泳ぎに行くことに決めた。老体にむち打つ。駅まで歩いて電車に乗って目的の駅で降りて人混みの中をプールまで歩いて行って着替えてシャワーを浴びてやっとプールサイドに出て準備体操をする。考えようによっては気の遠くなるほどの作業量に思える。でもそれを半ば意地で遂行する。いつものように上級者のコースで泳ぎ始めると小学生くらいのお子さんとそのお母さんがよりによって平泳ぎで前を行く。でも前にも書いたようにスピードが遅いのはそのコースを使えない理由にはならない。僕だってその親子よりは速いというだけでより速いスイマーからしたら邪魔なんだから。そのことは決して忘れてはならない。でもさあちょっと気を使ってくれてもいいんじゃないかなあというそれは愚痴に過ぎないんだけど。タイムは24分25秒で千メートルと途中減速しなければならなくて何度か平泳ぎで泳いだことを勘定に入れればまあまあかな。つかこういうところで旗印の自己解体ができずに自分を押し通してしまうというのはほんとは激しく減点対象なんだろうな。この辺はよくよく突き詰めて考えてみなければならない。