指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

こっちから願い下げ。

 個人的にはよく知ってる海外の小説が日本の江戸時代を舞台にしたパロディーになってたりショートショートみたいな作品があったりととてもバラエティーに富んだ短編集。町田さんのファンなら絶対に気に入ると思う。ただ文庫なので初出が書いてない。まあ調べれば簡単にわかるんだろうけどできれば文庫にも初出を載せて欲しい。確か載せてる出版社もあったと思うし。
 今日は新しいバイト先の面接で履歴書を持って出かけたんだけど話の途中で「プールの監視員」という採用枠がないことがわかる。採用されていろいろな仕事をする中にプール監視もちょっとだけあるみたいな。それで大きく当てが外れたところへ当施設を志望した動機とか働いて行く上でのヴィジョンみたいなものを割にしつこく訊かれてお前バイトの面接で何訊いてんだよと鼻白む。就活ならいざ知らずバイトに来る動機なんてお金稼ぐことに決まってるしヴィジョンなんかある訳ないじゃん。他のバイトの面接でそんなこと訊かれたためしはこれまで一度もない。意識高い系だかなんだか知らないけどいったい何様のつもりだ馬鹿か。と早々に見切りをつけたのは今のバイト先より高時給なのが魅力だったのに実は昨日そういう時期なので今のバイト先に契約の更新に行ったら来月から時給が一気に七十円上がって今日行ったところと同額になってしまったというのがとても大きい。よくやっていただいているので昇給ですと言われてそういう風に評価してもらえるのならプール再開の目途も思ってたほど遠くないらしいこともあり俄然残ろうかなという気持ちが優勢になるのはものの道理だ。駄目なら駄目で構わない逆にこっちから願い下げだと思っていつものお弁当屋さんで三人分のお弁当を買いスーパーで家人と待ち合わせて買い物をして帰ると速攻不採用通知が来ていた。逆にほっとした。晦日なのでその後駅前の銀行に行って家賃を振り込みバイト先に寄って十月の前半にまとめて有給休暇を申請してせいせいした気持ちで帰宅。飲んで食べて昼寝。もう一週間くらいバイトしてないけどプール再開が見込まれる十月半ばまではまだまだ本業だけで暮らして行くことになりそうだ。収入的にはもちろん不安だ。でも希望はある。