指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

冬期講習の申込書をつくる。

 そろそろやんなきゃと思って今日時間があったので冬期講習の申込書をつくった。つくったと言っても去年の申込書にちょっと手を加えるだけだ。年とか日にちと曜日とか。だからすぐできる。ただしこのやり方だと気をつけないと申し込みの締め切りがおととしの12月になってたりすることがある。去年と今年の二年にわたって締め切りの年を書き換えるのを忘れてた訳だ。そういうのを見つけると割に恥ずかしい。でも恥ずかしいだけで読んでる保護者も気づかないのか特に現実的な問題はない。それより去年の冬期講習のスケジュールを見て驚いたのは全部で十四人も参加してたことだ。受験生が三人いたのでその子たちが参加するのは当然としてもそれを除いても十人以上来てたなんてそんな覚えはまるでない。ただしそのうちの五人は病欠とかの振替授業でやって来てたので臨時収入にはならなかったみたいだ。だからそれだけ来ても冬期講習の売り上げは五万円に達してない。うちの場合は冬期講習を行う日にちと時間帯だけ設定しておいて好きな日だけ来てもらえばその分だけ受講料が発生する仕組みにしてる。以前はたとえば冬期講習の七日間でいくらというやり方をしてたこともある。ただそうするとこの日とこの日は行けないからその分受講料を割引にしてくれという要望が後を絶たない。場合によってはすでにもらってしまった受講料から一部返金なんてことになったりして手続きが煩雑な上にいったん手にした収入が後から減るというのはしゃくと言えばかなりしゃくだ。それで来たい日だけ来てその分だけ料金を払ってもらうというやり方に変えた。そうすると同学年であっても一斉授業はできず個別に学習を進める形になるけどそれが思ったほど手間じゃない。一斉授業の他に問題を解かせて答え合わせをしわからないところは解説するというやり方もあるのでそれだとひとりひとりにそれほど多くの時間や労力がかかる訳でもないからだ。むしろ生徒さんの問題を解く時間が長すぎてこちらが手持ちぶさたになるほどだ。だから最近は講習と言えばそんな形に落ち着いている。そういうのも要は経験だ。長く続けなければわからないことというのはやはりこれはある。もしも自営で学習塾をやりたいという方がおられるならいちばんのアドバイスはそんな酔狂な真似はやめにしてもっとまっとうな仕事を探した方がいいということになるけどそれでもやりたいのならこういうところを参考にしてもらえるとうれしい。でもまあ大きなお世話だ。
 体がきついので昨日今日と泳ぐのを諦めた。明日もどうなるかあまり自信がない。