指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

予洗い。

 こんばんは。お約束はきちんと守る酔っ払いです。物語に銃が登場したらその銃は撃たれなければならないという意味のことを言ったのはかのアントン・チェーホフさんでした。ということはブログに「予洗い」という言葉が登場したらその「予洗い」でエントリがひとつ書かれなければならないということですよね?そうじゃない?そもそも何言ってんだかわからない?すいません。あ髪切らなきゃ。
 でも今日受けるバイトの面接がレストランの皿洗いの仕事だったことを皆さんお忘れじゃござんせんか?それでこの暑いのに結構秋の装いで行きました。ギンガムチェックボタンダウンに濃いベージュのチノにワラビーブーツ。昨日まで普通にTシャツにハーフパンツにスポーツサンダルで生活して来たのでなにしろ暑い。でも面接にTシャツにハーフパンツにスポーツサンダルって訳にはさすがに行かない訳です。かなりセキュリティーが厳しい施設みたいで受付でいろいろチェックされてわかる方にしかわからないかも知れませんけど要するに百貨店とか大規模商業施設とかのバックヤードと称される一角での面接だった訳です。バックヤードって何しろ見た目汚いし傷とかいっぱいあるしみなさん怒ってるみたいにのしのし歩いてらっしゃいますし恐縮することしきりな訳です。そこでいろいろ尋ねられた後業務の説明を簡単に受けたんですけどね。食洗機での洗浄の前に「予洗い」するんだそうです。いやそれ耳にしたときには神さまはご覧になってると思いましたね。マジで。だって昨日ね。それ無理って書いたばかりでしたもんね。でも担当の方は「予洗い」っておっしゃったんですよ。すげーなオレ持ってるなと思いました。
 でもバイトの方は今は手が足りてるということでなんつうんですか生殺しって言うんですか?仕事があったら来てもらうけどなかったら来なくていいみたいな位置づけで採用かどうかもよくわからなくてまあ後日連絡が来るらしいんですけどね。望み薄なのかな。それではどちら様もよい夢を。お相手は面接で疲れた酔っ払いでした。