たまにはまじめなお話も。Yahoo!のヘッドラインに昨日あった記事によると学習塾というのが空前のペースで潰れてるらしい。億を超える負債額のところもあるみたいだ。タブレットとかのインフラにする先行投資が重くのしかかったりしてるということだ。うちはもうタブレットの導入なんてはなから諦めてるしそもそも授業にそんなもん使うのには断固反対だから先行投資も何もあったもんじゃない。負債と言うか借金だって一銭もない。ただ儲からないという点では他のたくさんの学習塾さんと軌を一にしてるというだけの話だ。記事には「エキスパート」と名乗る識者みたいな人がコメントをつけてて塾が立ち行かなくなった一般的な理由を解説してる。それによると大学入試が易しくなったのに伴って高校入試も易しくなっており塾の必要性が低まってるとか大学の一般入試を受ける受験生の割合が減り推薦とかもっと安全な入試の方が人気が出てきてそれも塾を必要としなくなった一因ということなんだそうだ。まあそういうこともあるのかも知れない。でも塾が敬遠されるいちばんの理由を体感で言うならあっさり「物価高」でしょ。ということになる。これだけ急激に生活必需品とか光熱費とかの価格が上がればそりゃとりあえず喫緊じゃない出費から削られるに決まってる。そして教育費なんてその最たるもんでしょ。削ったって目に見えるダメージなんて何もない。教育は最大の投資だなんてことを昔は言ったもんだけどもうそんな倫理を保つほどの余裕は我々の大半の生活にはない。大体国家からして教育費削りまくってんだからってそれはもう随分前に書いたけど一般家庭が真っ先に削り始めるのが教育費だったとしても驚くには当たらない。ただね。それって徐々に効いてくるんじゃないかなとは思う。よく言われるたとえにあるボディーブローみたいにじわりとでも確実にね。結果的に何かを取り返しのつかないほど損なうことになるんじゃないかな。それが個人的な予測だ。教育にお金をかけない国家にも家庭にもあまり明るい未来はないような気がする。いや我が子が生まれながらの天才だったら話は別だけど。