指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

記憶違い。

 「ブレードランナー最終版」を見終えてこのバージョンは僕がVHSビデオで持ってたものとは違うと気づいた。わからない方にはわからない話で申し訳ない。改行するまで読み飛ばしていただければ幸いかと思う。まあ改行後も読み飛ばしていただいて全然構わないんだけど。敵対するレプリカントのロイとの死闘を終えてデッカードが帰宅するとそこではレイチェルが待ってる。デッカードはレイチェルを連れて逃げようとする。最終版はそこで終わっている。僕が長く親しんで来たバージョンではその後ふたりの逃避行のシーンが描かれ彼女もまたレプリカントであるはずのレイチェルには他の個体と異なり四年という短い寿命が設定されていなかったというオチがついてた。要するにふたりは末永く(幸せにかどうかはわからないけど)暮らすことができたことが示唆されている。話としては甘くなっちゃうんだけどそのバージョンの方が好きだ。なんて言うか救いが約束されている。あれはなんという名前のバージョンだったのかなと考えてもしかして「完全版」というのがそれだったかなと思いついた。うちにあるビデオソフトを見つけ出して確認すれば早いんだけど例によってどこにあるかわからない。それでとりあえず「完全版」をウェブで探してみたところVHSビデオソフトかレーザーディスクかでしか手に入らないみたいだ。ただしVHSのパッケージの画像を見るとはっきりと見覚えがある。とすると新たにビデオデッキでも調達しない限りあれはもう二度と見られないのかも知れない。だとしたらとても残念だ。まあ何年もほっといた挙げ句に今さら見られないとわかったところで残念も何もないんだけど。
 改行の後何かあるかと言われると何もない。心に残った出来事は小さいものも含めれば今日もたくさんあった気がする。でもそれに触れる時間も力もない。どんな下らないものであれ書くって力業だよね。その力が足りなければ諦めて寝るしかない。ということでおやすみなさい。