指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

捨てられる本捨てられない本。

 相変わらず本を捨て続けてる。たいていの本は割にためらいなく捨てられる。特に何人かの作家についてはなんでこの人の作品をハードカバーでしかもプロパーで買ってたんだろうと過去の自分をいぶかしむことも多い。でも少しでも興味があったら買って読めという原則を何十年と守ってきたので今から見たらなんでこんな本がうちにというのがあってもそれほど不思議ではない。ただね。若い読書家の皆さんには言っておきたい。蔵書を仕事に生かせるとかいうなら話は別だけど最終的にそんなのあの世には持って行けない。ということは自分がみまかった後はその処理を残された家族に丸投げするってことになる。それって量によっては結構な迷惑じゃありませんか?だからできるだけ生前のうちに身軽になっといた方がいいです。ため込んだ物はそれなりの価値を持つものを除いて結局は捨てられる運命だから。あ。捨てられない本の話を忘れてました。捨てられないのは何度も読み返した本ですね。これ意外とマンガが多くて大島弓子さんとかつげ義春さんとか長く読み慣わしてきた作品は捨てられないかな。村上春樹さんでもどこに行ったかわからない「中国行きのスロウ・ボート」の中公文庫版なんて出てきたら絶対に捨てられないですね。それは大げさに言えば僕の生涯にずっと伴走してきてくれた本だからね。そういう本もいくつかあるけどとりあえず今はとにかく捨てるぜ。