指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

今年もフランクフルトブックメッセへ行く。

ホテルの予約ができた。航空券も仮に押さえてもらった上で、さらに安い航空便を探してもらっている。ブックメッセのパスもとれた。公式のサイトに登録したので、来年以降もパスは予めオンラインでとれるだろう。用語がわからず何度も辞書を引かねばならなかった。
昨年は以上のことがすべて人任せだった。それが今年はいろいろな事情で任せることができなくなった。それで何もかもを自分でやることに決めたのだが、もともとそんなところには行きたくないのでなかなか手につかなかった。手配が大体終わった今も、地獄への道を自ら切り開いているようなイメージが拭いきれない。
仕事で行くフランクフルトブックメッセに何か楽しみがあるか?何もない。ただ、宿に帰って買って来たサンドイッチを食べワインを開け(そうだ、今年はワインオープナーを持参しなければ。)、酔いが回った頃にいっときの開放感があるだけだ。これじゃ東京にいるのと同じだ。
ホテルは11歳以下の子供が泊まる分にはエクストラチャージが無いそうだ。子供が11歳になるまでに一度、航空券代だけ負担してフランクフルトに連れて行くことができるかも知れないと思いついた。でもそのときにはやはり家人にも来て欲しい。仕事がらみで大変申し訳ないけど、僕らはまだ新婚旅行にも行っていないからだ。