2009-01-01から1年間の記事一覧
何年かぶりになるけど僕の実家でお正月を過ごすことになって、今日帰省した。特にやることも無い。本を少しだけ読んでポケモンをやって家人とブックオフに行って古井由吉さんの文庫を一冊買った。母親と家人は台所で父親と子供はDSのピクトチャットをやって…
ひと月に10冊という目標を掲げて臨んだ年だったが、今数えたらここで感想を書いた本が90冊あまり、書いてないのを含めてもおそらく百冊には届いていない。今読んでるピンチョンの「ヴァインランド」と次に読むマッカーシーの「ブラッド・メリディアン」を、…
昨日が仕事納めで今日から年末年始の休みに入った。初日は家人が朝から出かけるということで、子供とふたりで過ごした。クリスマスにもらったポケパークとマリオのWii版、それにポケモンのソウルシルバーと、ソフトがいろいろあるので、いつもは時間制限があ…
仕事が忙しいのはまあ仕方ないとしても、その他にもなんかいろいろあって具体的には忘年会とか年賀状づくりとかなんだけどとにかくあわただしい。先々週の土曜日は上司から個人的な忘年会にお招きいただき、電車を乗り継いで一時間ちょっとかかるところまで…
コーマック・マッカーシーの「ブラッド・メリディアン」が黒原敏行さん訳で出た。昨日店頭で見つけて買ったんだけど、今ちょっと個人的に気合いを入れて読みたい長編を読んでいて、今年中に取りかかれるかどうかわからない。今年のベストテンは最後までもつ…
ソウルシルバーをプレイ中の子供はプラチナとかから持って来たレベル100のギラティナやアルセウスを使って、早々と最後の敵であるレッドを倒してしまっていた。レッドを倒すとソウルシルバーではグラードンを手に入れる条件が整う。だいぶ苦労したようだった…
木曜日の朝起きたら微熱が出ていてそのせいか目の奥と腰がものすごく痛く、もしもインフルエンザだったら会社の人にも迷惑がかかると考え会社を休んだ。のどの痛みや咳は無かった。食欲が無いので朝食はとらずに家人に頼んで腰をマッサージしてもらった。す…
カントー地方で八個目のジムバッジを手に入れた後、最後の敵であるレッドに挑んだらレベル88のピカチュウにあっさりやられ、少しレベルを上げようと思って四天王とチャンピオンに二度目のチャレンジをした。ところが四天王もチャンピオンも一度目より格段に…
349ページまで読み終えてもまだ「東京奇譚集」まるまる一冊分が後に残っているというボリュームで村上さんの短編をまとめて堪能できる。自選短編集というのもファンとしてはうれしい。作者がなぜその作品を選んだかを想像する楽しみが加わるからだ。収録作品…
今日の読売新聞の文芸欄に、村上春樹さんが「1Q84」で第36回毎日出版文化賞を受けてその贈呈式に寄せたメッセージについて記事が掲載されている。以下引用。 (前略) 小説は難しい時期を迎えていると言われることについて、「僕はそうは思わない。我々は200…
三崎さんの作品としてはこれまで読んだ中でいちばん長かった。ひとつのテーマを扱った短編連作で、カンバスの上に何度も重ね塗りされたような厚みのある物語だった。ただ、三崎さんは物語をつくるよりもあるひとつの世界のあり方をつくり出す方が得意なんじ…
「そらすこん」は作者自身による略し方なので公式と言っていいと思う、っつかまあそんなことは別にどうでもいいんだけど。読みながら「そらすこん」は「わたくし率 イン 歯ー、 または世界」に、「世界クッキー」は「乳と卵」に対応している気がした。対応し…
月曜日、火曜日と接待で帰宅が遅くなり、疲れているので朝子供が家を出て行くときには僕はまだ寝ていて、反対に僕が帰って来る頃には子供はすでに寝ている、ということが続いた。それほど子供とすれ違うのもすごく久しぶりのことで、すると水曜日の朝おなか…
子供と家人と三人で泳ぎに行く。子供とは追いかけっこするようにそれぞれ五百メートルずつ泳ぎ、家人は三百泳いだ。ちょっと泳ぎ足りない気がしたけど、子供もいるのでそれはまあ仕方ない。プールは時期的に空いていて泳ぎやすい。 プールを出てから駅前のマ…
大体の感じで言うと毎週月曜日から水曜日まではルーティンの得意先回りに当て、木、金は毎週は顔を出さなくてもよい得意先回りや、社内の出荷作業の手伝いなどに当てている。今日は来客がある予定だったが昨日急にキャンセルになりそれでぽっかり空いてしま…
「百年の孤独」の訳者後書きだったか、ガルシア=マルケスがその作品について、これは我々にとっての現実なのだと話したという一節が確かあったと思う。幽霊が家に住みついていたり、何年も続けて一日も休まずに雨が降ったりする「百年の孤独」をつかまえて…
またしてもホウオウの話題。その後調べたら個人的には結構恐るべきことがわかって、それはホウオウをゲットしてもリリースしてしまう人がいるということだった。ポケモンにはそれぞれ性格が設定されていて、つかまえたホウオウが好みの性格でなかった場合に…
ホウオウがつかまらない、という趣旨の検索語でいらっしゃる方が多かった。つかまりませんよね、なかなか。でもようやくつかまえることができたので、攻略ではありませんが、体験記として記します。ソフトは「ポケットモンスター ハートゴールド」です。 10…
橋本治さんの新しい文庫は、挿絵がさべあのまさんでほとんど絵本と言ってもいいような構成になっている。後書き替わりのおふたりの対談を見ると、橋本さんは教科書に出てくるようなお話が書きたかったそうだ。 抵抗力のない、弱そうな作品だからこそ、伝えら…
少し前の本なので買おうか文庫になるのを待とうか迷っていたら、家人が図書館で見つけて借りて来てくれた。 物語の複雑さと精巧さとが魅力だ。描写も細かい。たとえば、相手から何かを言われてそれについて返事をするときに、その返事が微妙に相手の不興を買…
今回、ポケモンに興味の無い方には申し訳ありません。 「エンジュシティ」の「スズのとう」で初めて「ホウオウ」に遭遇したときにはちょっと感動したけど、何しろつかまえることができなかった。これまで一つしか出てきていない「マスターボール」は、もらっ…
ラブシーンの言葉 (新潮文庫)作者: 荒川洋治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/07/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (10件) を見る 詩人荒川洋治さんの、広い意味での書評と言うか、エッセイと言うか、そういう本。そこかし…
山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 81回この商品を含むブログ (90件) を見る阿部一族・舞姫 (新潮文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/04メディア: 文庫…
真鶴 (文春文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (70件) を見る どういう固定観念かわからないけど女流の作家と言うとみんな独身みたいな感じがしちゃうんだけど、も…
古川日出男著 「LOVE」 いきなり引用。帯に記された高橋源一郎さんの言葉。 古川日出男は、我々の足元に広がる(でも、衰弱した我々には感じることのできない)「もう一つの世界」の匂いを嗅ぎ、その音を聴き、見つめることができる。ちょうど、野良猫がそう…
昨日は仙台に日帰りで出張して開催中のイベントの他に得意先にも顔を出して来る予定でアポも取っていたが、台風でやめにした。 今読んでるのは古川日出男さんの「LOVE」で先週最寄りのブックオフで買った。105円だったのですごくお得な気がした。今年は年頭…
ポケットモンスター ハートゴールド(特典無し)出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2009/09/12メディア: Video Game購入: 40人 クリック: 717回この商品を含むブログ (136件) を見るポケットモンスター ソウルシルバー(特典無し)出版社/メーカー: 任天堂発売日: …
かけら作者: 青山七恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (20件) を見る 「ひとり日和」がすごく良かったので購入。人は対する他人によって自分を変える。そういう意味では対する他人…
六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)作者: 鹿島田真希出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/08/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (17件) を見る四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫)作者: 青木淳悟出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/0…
僕の歯磨きの途中にやって来て、おやすみのキスをするためにかたわらで待っている家人を、とてもかわいいと思う。少し前に、結婚して丸十年が経った。