指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

いい人。

気に入らない人というのがいて、プライベートならつき合わなければいいだけの話だが仕事となればそうも行かない。こういうのは相身互いなので、こっちが煙たく思っている相手は先方もそれほど好意を持ってはいないということになる気がする。だから僕は得意…

吉本さんの根拠。

真贋作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 講談社インターナショナル発売日: 2007/04/01メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (43件) を見る 最近の吉本さんの本の中ではこれが一番新鮮な読後感を残した。ひとつには編集者が吉本さんの言葉を聞き…

カントみたい。

毎朝子供を幼稚園に送って行く。子供や自分の体調が優れなかったり保護者会などがあって送って行った直後が家人の出番だったりする日を除けば、この習慣は昨年四月以来崩れていない。僕はもともとが時間にはルーズな方で、子供の頃は割とよく遅刻ぎりぎりで…

女の子からの手紙。

それまでどんな話をしていたのか憶えていないが、土曜日の夕方になって子供が○○ちゃんという女の子から手紙をもらった、というようなことを言い出した。よくわからないので詳しく尋ねてみると、前日に○○ちゃんから手紙をもらったのだが、読まずに幼稚園のロ…

期待してなかった。

じっくりおまめさん作者: たちもとみちこ出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る ブレンディーのCMで少し前にこの絵本が出て来た。子供が大変気に入って、CMが流れる度この本が欲しい…

牛肉どまんなかの栄光。

新宿の京王百貨店で各地の駅弁の販売イベントがあるということで子供を連れて行って来た。以前池袋の東武で同じような催しがあり、子供に選ばせると米沢駅の牛肉どまんなかがいいと言うので買って帰って食べさせた。それが何だかものすごく気に入ったようで…

愛とセックス。

海の仙人 (新潮文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (166件) を見る 「コレラの時代の愛」を読むと、ガルシア=マルケスは男女間の愛とセックスとをほとんど同じもの…

タカハシさん版「日本近代文学の起源」。

ニッポンの小説―百年の孤独作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (74件) を見る 柄谷行人さんの「日本近代文学の起源」を読んだのはもう随分前のことだ。足下を快くすく…

ギャツビーを読んだ。

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 23人 クリック: 170回この商品を含むブログ …

今年二冊目。

テースト・オブ・苦虫〈3〉作者: 町田康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見る 読んだ。読んでる間だけ楽しければそれでいい本のような気がする。フィクションについての考え方は、細部でとても…

ダメ出し。

昨日書いた原稿について、編集の人からダメ出しのメールが来た。これで五回目の原稿になるけどダメ出しをもらったのは初めてで結構傷ついた。何度でも書き直すのがプロだ。でも僕は別にプロではない。 とりあえず先方の言うとおりに書き直して送ってみた。返…

原稿ができた。

ここ一年ばかり会社のサイトの更新を休んでいる。忙しいからで再開の見込みは立っていない。結構な時間をかけて結構な量の文章を書く訳だが、たとえ時間外で書いたとしても文章に対して対価が支払われたということは一度もない。 それとは別に一年に一度だけ…

部長になった。

仕事始めの今日辞令が下りて営業部長になった。会社に営業部というのがあることも知らなかった。みんなからぶちょー、ぶちょー、とからかわれた。キャバレーに勤めてた頃の五代君みたいだ。ちなみに特に昇給のようなものはないそうだ。喜べとは誰も言わなか…

今年の一冊目。

生涯現役 (新書y)作者: 吉本隆明,今野哲男出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2006/11メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 老いに従う体の問題にひと頃随分悩まれていたようだったが、何とか落としどころを見つけられたようでよかっ…

初(悪)夢。

確か1月2日の夜に見る夢を初夢と言ったのだと思う。それに従えば今年の初夢は怖い夢の二本立てだった。初めの夢の内容は憶えていないが、目が覚めたのは午前二時前のことだった。それから数十分うとうとしてまた怖い夢を見て起きた。それが午前四時前だ。高…

中南米らしい小説。

暇だから余計なことを考える訳だが、この前の木村榮一さんと高橋源一郎さんのトークショーで、木村さんがガルシア=マルケスの作品を評して中南米らしい小説とおっしゃったのが何となく気になっている。具体的にどんなことが言われているかがわからないせい…

元旦。

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。 一昨年の大晦日に飲み過ぎ昨年の元日は一日中二日酔いだったが、今度の大晦日は気をつけて元旦もすっきりと目が覚めた。よく晴れていた。とりあえず一本だけ燗をつけておとそにし、お雑煮…