2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
死霊(3) (講談社文芸文庫)作者: 埴谷雄高出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/04/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (26件) を見る また膝を痛めた。以前医者にもらった薬と湿布が残っていたのでそれらで処置して一日中家にい…
1月もそうだったけど2月も予算を達成しそうだとわかると急に気が抜けて、仕事がおろそかになってしまう気がする。昨日休みをもらった後の今日も正にそうで、目の前の仕事を確かに淡々と片付けているんだけどもうひとつノリが悪い。ただ、それほど予算を気に…
死霊(2) (講談社文芸文庫)作者: 埴谷雄高,鶴見俊輔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (31件) を見る 午前中は予定通り、子供を送り出してから家人とふたりでドトールでゆっくり朝食をと…
思うところあって禁酒を始めた。ただしスコット・フィッツジェラルドも言ってるように(確か言ってたはずだけど。)ビールは酒ではないのでちょっとだけ許す。 2月は予算消化もできたし、休日出勤の代休もまだ結構あるので、明日は会社を休むことにした。今…
大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/02/20メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 23回この商品を含むブログ (37件) を見る 何で書影が無いんだろう? これが今年初めて読む、今年出版され…
この話には中心がふたつある。ひとつはお店でもうひとつはG君という友人だ。 前にも書いたことのある、何種類ものカップを用意していてその中からランダムに選んだものにコーヒーを入れて出してくれる喫茶店に今日外回りの途中ちょっと寄り道して入った。結…
夫婦には実に様々な形がある。育児に協力的な父親が増える一方で一見とんでもねー父親も増えているようだ。早い話がこれまでの規範が役に立たなくなったということだと思う。神がいなければすべてが許されている、というイヴァン・カラマーゾフの言葉のよう…
「ももひき」ってひらがなにすると変ですね。なんか見慣れない。そんなことないか。 小学校では週末になると上履きとか給食のときに机の上に敷くナプキンとかそれを入れる袋とか、体育着とかその週が給食当番だったら学校から貸与されるかっぽう着とかを、洗…
母の発達 (河出文庫―文芸コレクション)作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1999/05/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 42回この商品を含むブログ (62件) を見る 今読んでいる「死霊」に言寄せて言うとたとえば「自同律の不快」という主…
一月は一応予算も達成したし二月の売り上げも割に順調で、でも惨敗した十二月のことを考えると二月でいくら積み上げても積み上げ過ぎるということはないんだけど、例年二月は仕事が暇で今年もご多分に漏れなかったので今日は貯まっていた代休の一日を消化す…
死霊(1) (講談社文芸文庫)作者: 埴谷雄高出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 89回この商品を含むブログ (98件) を見る 「死霊」は随分前に一度通読しただけだ。確か六章か七章までがすでに出版されていてそこまで…
「マイメロきらら」が今日、バレンタインデイにちなんだお話だった。それを見ながら子供が言う。ねえパパぁ、男の子は女の子を好きにならなきゃ始まらないんだよ。なるほど。君は君の恋の根拠を発見したって訳だね。なかなかロマンティックじゃないか。 ちな…
あなたが疲れているから午前中は自分がどこかに子供を連れ出しに行くという家人の申し出を断って、東京ドームシティーを目指して子供と歩き始めた。道中子供は彼が独自に考え出した架空の鉄道オオヤマ線の、今では相当ふくらんだディテイルをずっと話し続け…
二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (110件) を見る 昨日一冊読み終えて今日から「死霊」を読んでもよかったんだけど、…
のパトグラフィー―近代文学から現代をみる" title="のパトグラフィー―近代文学から現代をみる">のパトグラフィー―近代文学から現代をみる作者: 吉本隆明,町沢静夫出版社/メーカー: 海鳴社発売日: 1986/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る …
カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/07/12メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 53回この商品を含むブログ (154件) を見る この本には訳者の「ドストエフスキ…
死霊(1) (講談社文芸文庫)作者: 埴谷雄高出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 89回この商品を含むブログ (98件) を見る カラマーゾフの大審問官に触れようとしたとき、これは埴谷雄高さんの「死霊」の序文を読み返…
イヴァンが神のつくった世界を受け入れないと言う根拠は、まるで罪のない子供たちの血と涙が世界中で流されていることにある。人間は誰でも罪を負っているとしても子供はそれから除外されるとイヴァンは考えている。子供たちが苦しみ続けている世界で、自分…
今回「カラマーゾフの兄弟」を読んで以前と最も変わったと思われるのがアリョーシャに対する見方だった。若い頃はどういう訳か偽善とか偽悪とかいうことに過剰にこだわりがあったらしく、それは多分当時の未熟で自信の持てない世界観によって今よりも人をず…