指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

2012-02-29から1日間の記事一覧

中間項としての「あたし」。

金原ひとみ著 「星へ落ちる」 「彼」がいて「あたし」がいる。「彼」には同性の恋人がいて「あたし」には三年同棲した上数ヶ月前にその部屋を飛び出して来た元カレがいる。典型的な三角関係の頂点のひとつにもうひとりの男がぶら下がっている、そんな図式だ…