- 作者: 岡本敏子,よしもとばなな
- 出版社/メーカー: イーストプレス
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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岡本敏子さんは4月に亡くなられた。あまり詳しく知らないんだけど、発言を読むとあのお顔から感じられるイメージとすごくぴったり来るキャラクターのように思われる。自分を両性具有だときっぱり言い、切れのある言葉でばっさばっさとなぎ倒して行くような話し方をする。しかもそのキャラクターが天然で飾り気がないために一層気持ちがいい。全部が全部共感できたわけではないけれど、少なくとも岡本さんの素の魅力は存分に受け止めることができ、そのことの方が共感できるかできないかなどということよりよほど重要だと思われた。よしもとさんはよしもとさんでいつものよしもとさんだ(早口言葉か?)。奥の深い言葉がきらきら輝きながらしかも独特のスピードに乗って流れて行く。とてもすがすがしい対談だった。
岡本敏子さんのご冥福をお祈りします。