行って来た。行ってよかった。高橋さんはやっぱすごくかっこよかった。高橋さんの口から、ヨシモトリューメイとかムラカミハルキとかナカガミケンジとかいう言葉が発せられるのを聞けてよかった。
島本さんは、膝小僧とか本当に小さくてやせていて、感受性をふんだんに塗られた、オジギソウのひと枝みたいだった。なのに言うことにいちいち説得力があった。自分の中の、少なくともある部分に関しては、きちんと自信と責任を持とう、といった決意がうかがわれた。すごく好感が持てた。
退場のちょっと前、高橋さんが目の前わずか30センチくらいのところを通って行った。その着衣からかすかに煙草の匂いがした気がしたが、高橋さんは今も煙草を吸われるのだろうか。
