指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ポケモンにはまっている。

ポケットモンスター ハートゴールド(特典無し)

ポケットモンスター ハートゴールド(特典無し)

ポケットモンスター ソウルシルバー(特典無し)

ポケットモンスター ソウルシルバー(特典無し)

九月は誕生日までドラクエをやり、誕生日の翌日からポケモンを始めた。ポケモンは奥が深い。400種類を越えるというポケモンたちに親しめば親しむほど、それらを集めたり戦い方を考えたりする楽しみが増すようにつくられている。こちらはもうそういうのを憶えきれない頭になってしまっている。出くわしたポケモンが、すでにゲットしているものかそうでないかすら覚束ないこともあり、それなりの代償を支払わなければ手に入らない、ポケモンをつかまえる道具のモンスターボールというアイテムを無駄にしている。そういうことは、子供たちの新鮮な頭脳なら格段に少なくなると思われる。それと、ポケモンでは大切な理念がひとつあって、それはポケモンを戦いの道具や単なるコレクションのアイテムと見なしてはいけないということだ。何度か目の前に現れてはその度に戦うことになるライバルがポケモンをそういうものとして扱っていて、彼が誤っていることが繰り返しアナウンスされるし、それとは別にプレイヤーのポケモン観をはっきり試すイベントも用意されている。おそらく友だちとかペットとかとの関係における倫理観のあるべき姿が、そこには込められていると思われる。そのことの是非はここでは問わない。
先週の土曜だったか、各々が育てたポケモンを子供と通信で対戦させた。子供が勝った。もともと子供と対戦するために始めたゲームなので、一応その目的は果たしたことになるけど、子供は今週もまた対戦しようと言っている。ところが日に三十分と時間を区切られている子供と違い、こちらはその気になれば子供が寝た後、遅くまでプレイすることができるので、差はかなり縮まったような気がする。もしかしたらこちらの方が強くなっているかも知れない。子供を負かしてしまいそうでそれはそれで困る。