指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

移動の日々。

8時45分発の新幹線つばめに乗り、新八代リレーつばめに乗り換えて博多に戻った。天神で少し仕事をしてから新幹線で岡山入り。明日は広島に戻った後、名古屋で仕事。
車窓の風景を眺めるのが好きという話の続きだけど、何が好きなんだかつらつら考えてみた。それで要するに車窓の風景とは、すごく身近にあるのに実は自分の世界に属していないからじゃないかと思いついた。それはほんの数メートル先にありながら、実際にそこに自分が立つことはまずあり得ない。自分の世界は移動中の列車の中だけにあり、車窓の外にまでは広がっていない。その、すぐそばに見えてることと、でも自分の世界には属していないこととのギャップが、魅力に思えているんじゃないか。と、書いてみてそれだけじゃない気がして来たけど、でもそれも確かにある。