指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

立ち食いそば屋。

今日は外回りのアポの関係でどうしても昼に家に帰ることができなかったので立ち食いそば屋で昼食をとった。すごくおいしいという訳でもないけど割に立ち食いそば屋に入るのが好きだ。最近ではちょっと食べるとすぐにおなかがいっぱいになるようになったのでそれくらいが量としてもちょうどいいということもある。ミニ丼とのセットとかではなくそばの単品を頼む。ずるずるすすって十分くらいで店を出て昼休みの残りを喫茶店で過ごす。たばこを吸いながら本を読む。すごく満ち足りた気持ちになる。
実は最寄りの駅の周辺には立ち食いそば屋が無い。だからJR吉祥寺駅のホームとか東京駅地下街とかそんなところで食べている。どうして普通のそば屋に入らないんだろうと考えて今思いついたんだけど、普通のそば屋のそばと立ち食いそば屋のそばというのは似て非なるものなんじゃないだろうか。普通のそば屋には無い、立ち食いそば屋独自の味わいというのがあるんじゃないだろうか。ときどき食べずにはいられなくなる、ある種のファストフードと同じように。