指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

書き続けている。

今日は雨でとりあえずやることも無かったので、一日中作品の続きを書いた。お昼を食べる二十分くらいしか休まず、八時間ほどで十五枚書けた。我ながらくだらない作品だと思うが、それでも一時間で二枚が限界だ。知り合いのコピーライターが、書くというのは血を流して身を削ることだ、と随分前に教えてくれたけど、本当にその通りだと思う。すごく集中しているのに、遅々として進まない。でもこれだけの枚数をこれだけ短期に書けたので、このペースを守れたらいいな、と思っている。そして書き上げたい。作品を書き上げたことはまだ一度しかない。